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SURVEY-2

SURVEY 〜つづき〜

次の日はペーパーワーク

次の日までにサーベイヤーはレポートを作成し

私に渡してくれる・・・(いったいいつマルコムは寝ているのか・・・?)

私は、HMYのオフィスでレポートをもとに

持ち主(船主)の費用で修理をしてもらうか、

その分、船体の価格を安くしてもらうかを決めていきます

ここで重要なのが、中古を購入していることを忘れないこと

とくにシリアスな部分・・・(難しいです・・・)

「ハッチのパッキンの割れは中古だからこのままで・・・船主にはリクエスト出来ない・・・

でも、この部分はリクエストしてみよう」などの打ち合わせをします

小さな修理部分はこちらの費用で直してもらう・・・この打ち合わせは3〜4時間続きます

おそらく、上記の様な細部にわたる打ち合わせや交渉は、

日本のブローカーは全く行っていないと思います

なぜなら、サーベイヤーのマルコムも、日本人からサーベイの依頼を受け行っても

サーベイの日は立ち会わないし、レポートを元に打ち合わせをしていない・・とのこと

彼らにしてみれば、日本人のサーベイは楽々の様です

でも、私の場合は面倒だと・・・

でもこれがお客様に対してのリスクを減らせる大きなアイテムだと私は思うからこそ

お客様の身になって行うことを大切にし、彼らも共感してくれる

ここの信頼関係がとても重要です

勿論、この打ち合わせの時に重大な修理ヶ所があれば

船主に修理してもらわないとこのBOATはサーベイにパス出来ず

どこのブローカーでも売れない!

ただこのことを黙って安く売るオーナー、ブローカーもいる(日本でも同じ)

気をつけないと安価だからだと思って飛びつくと、この様なBOATに当たる

日本でも同じだが、そのBOATのことを聞くのは週末マリーナに出向き

ハーバーマスターや近くのオーナーの情報を入手することが

一番いいと、きちんとしたブローカー達は言います!

現にネット上で、40FtフィッシャーマンでエンジンをBig Powerにして2年

価格も$15,000とめちゃくちゃ安価!

フォートローダーデルから400km離れた所

HMYのJackに調べてもらうと、このBOATは座礁して造船所に2年間放置されて

誰も直さず、最近造船所が少ない費用をかけて直したらしい・・・

船内に入ると木の腐った臭いがしているし、

バルクヘッドのFRPの下の木からも腐った臭いがする

それに左右にある燃料タンクが腐って、穴があきそうだと言っている・・・

これで色々な各所の状況が明らかになった

でも、このプライスなら安いし、あと、1,000万〜2,000万費用をかければ売れるよ!と・・・

そりゃそうだ・・・しかし安いものには気をつけないと・・・

と、一艇のBOATを日本に輸入してくるまでには、多くの目で見ないと、大きなことになる

サーベイをして断った船も確かに有る

断る勇気も必要ですし、そういう目は間違っていないと自負しております

まだまだ行きますよ〜フロリダまで、いいBOATを探しに!

是非お問い合わせください!

どの業界でも、手慣れた所が一番安心・信頼出来ると思いませんか?

Seabreeze Boat Service Co.,LTD

 

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